第3回まえばし赤城山ヒルクライム大会の巻

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 富士HCからはや4か月、個人的なヒルクライムシーズン今年最後の大会となる、第3回まえばし赤城山ヒルクライム大会に参加してきた。第2回に引き続き二度目だが、かなり楽しみにしていた大会でもある。

 なぜか?

 おそらく前回目標を達成できずに終わった大会であるのと、次年度へのステップアップのための試金石として注目していたからだ。特に6月以降、割と真剣にダイエット(これは失敗した)とトレーニングに励んできたので、その成果をみるにはもううってつけの本番レースというわけなのだ。

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 さて大会前日の受付は、埼玉県北部に住居をもつ実弟に託して(自走で往復して120km走ったらしい・・・前日にエネルギーを浪費するプランに恐れ入る)、自分は船橋で生命保険の診査やらを済ませて、15時ころに船橋を出発。埼玉県羽生市の実家に逗留した。ここ数字はカーロボーディングと称して大量の炭水化物を夢見るように摂取しつづけており、前日の夕飯も例外ではなく回転寿司に行って十分すぎる栄養を得た。おかげで全身の筋肉、とくに脚の筋肉に良質なグリコーゲンが貯留されることとなり、それらの筋肉がまるで車海老のように、プリップリではちきれんばかりの様相を呈しはじめたのは異様でもあった。体重の観点からは1kgちょっと増量することとなっており、マイナスの要素ではあったが、今回は目をつぶってカーロボーディングの効果を期待することにした。

 そんなこんなで前日は22時ころ就寝。

 日が変わって3時起床。軽量化をすませて、そそくさと実家を辞す。弟のカーで前橋まで1時間半というところ。コンビニで朝食を買いこんで、4時半ころからモグモグと食べ始めた。

 駐車場は昨年と同じく福祉会館。トイレの場所や、会場への地理も把握しているなど、慣れているのがよかった。日の出まで時間を残しているので、他の車のヘッドライトや、持参したGentosの明かりを使って準備を進める。ここで忘れ物に気付いた。心拍計だ。しかし走りながら心拍はほとんど見ないので、特に問題はないだろうと判断した。(平均心拍などのデータはとれなかったのが寂しかったが)

 会場に至って、まずは荷物を預けてから、少し周辺を回ってアップの真似事をした。本当に少し足を回す程度。気温がそれほど低くなかったので、まあアップ不足でもなんとかなるかなと。

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 30代Cの列にバイクを置いて、エキスパートクラスの整列を見たり、開会式のマイクから流れるアナウンスを聞き流したり、知り合いの方々と少しお話をさせてもらったりして時間を過ごす。あとトイレ小にも2回ほど行った。容易な軽量化はウェルカムだ。

 今日の作戦としては、『先行して序盤でタイムを稼ぎ、あとは知らない』という幼稚なものなのだが、とにかくスタートから旧料金所までの緩斜面区間9kmを、楽して(牽いてもらって)ワープするという本番ならではのメリットを享受しない理由があろうか。いやない。(反語) なのでスタートから計測開始地点までのパレード区間も、ペダルを踏みつけることですいすいと他参加者を抜いて、クラス先頭集団に近づいていくつもりだった。

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 計測開始地点でGARMINをスタートさせ、ダンシングも交えて30km/hオーバー程で進む。ここで驚いたことに、なんと遥か後方でもたもたしているはずの弟に右から颯爽とパスされたw 夏場のカゲロウも短い生をまっとうしようというのだろう。人生ってなんて切ないんだ、と私は感動した。せっかくだから牽いてやろうとも思ったのだが、スタート1,2分で『飛ばしすぎて脚がパンパン(泣笑)』という状態らしい。この時点で脚に全く疲労を感じていない私も、薄情ではあるが弟を切って先をいそぐことにした。スパッ! さらば弟よ、頂上でまつ!

 結局先頭集団には追いつけずに(当たり前だったが・・・)、周囲のスピードが合いそうな参加者を見つけて、後ろにくっついたり、抜かしたりして、なんとか力をセーブしながら登る。最初のスタートダッシュにより、1週間前のリハーサル(試走)と比べてなんと1分くらいアドバンテージを得ていることが、ハンドルに張り付けてきたラップ表を見て分かっていた。わるくない。全くわるくない。ラップは1kmごとに自動でとって、その度に目標に比べて先行気味なのか、後退してしまったのかを、把握できるようにしていた。しかし1分の先行のあとは、なかなか差が広がらない(タイムが伸びない)。まあ前回の試走も本気モードのタイム計測で、それから今日まで1週間しか経っていないので、その試走タイムを抜かすというのは至難のわざなのである。結局、この1分が今日のゴールまで重要な意味を持つことになった。

 畜産試験場の信号まで15分ほど。スピードが乗らないな、と感じ始めていた。時速を確認すると、どうも目標に届いてなかったりすることが多い。これだとタイムを失うばかりなので、なんとか気持ちを乗せて足を回す。ギアはアウター、低いほうの2枚目あたり。ふつうであればインナーに落とすのだが、ずるずるとギアを落としてしまう可能性を排除するため、このあたりはアウターで頑張った。

 旧料金所で24分半。予定より1分早いが、調子は平行線か、わずかに下向きに感じられる。コースはここから中盤というわけだが、次第に勾配がきつくなって、スピードが出ない区間が5kmほど続く。この間に着実に脚が疲労をためる。ここでタイムを失ったら、すぐに挽回することは難しい。特に中盤の中でのリカバリーは不可能だ。従ってここは維持。虎の子の1分を失わないように、1kmごとのタイムを慎重に確認していく。1週間前のリハのデータでは、8月の試走のそれと比べて、この中盤の区間の進歩がめざましかった。(たぶん決戦用タイヤのおかげだけど・・・) 斜度があることに加えて、苦手なダラダラの直線道路であるのだが、ここは自信を持って進まないといけない。予め水分補給のポイントを考えていたのを思い出し、そのあたりはうまくこなして、人もまばらになった林道でひたすらに重いペダルを回す。ドラフティングがあまり意味を持たないスピードなので、勝手に設定したラビット役の参加者と、抜きつ抜かれつの呉越同舟。タイム維持を旨にした中盤であったが、本番なのにあまりガツガツできなかったことは、マイナスの点数を。苦しい区間を耐えることに腐心はしたが、その先にあるタイムを取りにいけなかったと思う。修業が足りない子だよほんと・・・。

 とはいえしかし、実はこの中盤の6kmほどの間に、15秒ほどのタイムを稼ぐことができていたのだった。なんだか苦手な勾配のきつさを克服しつつあるかもしれない・・・白石詣での成果かっ!? そして中盤と終盤の境目となる、姫百合駐車場まで到着。手前の坂がめっちゃきついけど、ガシガシ抜かして大きなカーブを超えていく。タイムは49分半から50分くらい。貯金は74秒! このままスピードを上げて九十九折の終盤に突入!!! 悪魔の中盤を終えたので、気分は悪くない。あと5km!というのがいささか褒められないモチベーションにもなる。
 あ、そういえば・・・『カーブ67』の青看板がゴールなんだった・・・と、試走の際に得た余計な知識を思い出して、近くの看板を見てみると・・・・『34』、、、うげええええ、あと33もカーブがあるのかよ!!! と心底うんざりしたwww 変な知識をつけとかないほうがよかったwww
 で、得意と思っていたこの終盤の九十九折区間、本番の今日は車もバイクもこないし、わりと自由なラインをとれるし、気温に過不足もないし、外部環境的にはもってこいの状態だったのだが、実は実は、、、じわじわとタイムを失っていた。1kmごとに、数秒ずつ、試走より遅くなっていた。たぶんこの時点での、気合いの乗りがそれほどでもなかったのと、直接的には体重増加の影響もあるように思う・・・(; ゚Д゚) 中盤で得た15秒の貯金を、吐き出すようなかっこうで、ずるずると間抜けな走行を続けていたようだが、しかし時には効果を狙ったダンシングを交えたり、慎重なラインのトレースを行ったりと、一応速く走るつもりではいたのである。

 さて終盤の終盤に差し掛かると、もう一刻も早くゴールに辿りつきたい一心が非常に強くなる。失望を獲得しないで済むように、GARMINの距離表示もほとんど見ない・・・w そんな感じで気付くと残りわずか。「あれっそろそろおしまい? ラストスパートでしょ!」という具合で、残り1kmちょっとくらいから、ギアを1,2枚ほど前に送って、さながらUFOキャッチャーに溢れかえるコインをつぎ込むように、溜めていたパワーを絞り出す。太腿をピストンのように爆発させると、スピードがぐんぐん上がる。これがものすごく気持ちいい!(ただしパワーが尽きると地獄) やっぱり、こういう坂道を、スピードを出して登るのが気持ちいいんだよねえ・・・としみじみ思う。そして・・・・お待たせしました『カーブ67』!!! タイム表示を見ると・・・・・12分!!! なんとか1分守った!!! よーし目標通り12分台でゴールだ、もうゴール地点も目視でとらえているし・・・とここでパワーが尽き気味に。あと1分近く余裕があるから、なんとかゴールできるだろう・・・とたかをくくっていたが、なにげにゴールまでの直線が長いのよね。錯視効果でも仕込んであるんじゃないかと。どんどん近づくゴールと、無情に過ぎる時間の狭間でドキドキの心拍を刻みながら、今ゴールを踏みしめる。右手でGARMINをストップさせる。

 視線を落とすと、ディスプレイが教える数字は、1時間13分ちょっと・・・ぐはあああああああああああ・・・目標達成ならず。去年もあと数秒のところで、目標にたどり着けなかったんだよなあ・・・。( ;∀;)

 しかしながら自分にとって13分は、願ってもいない超好タイムで、リハーサルより1分ほど縮まったので、これは申し分のない結果。ほんとうに万々歳というところだ。

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 弟がたぶん20分遅れくらいで到着すると思っていたので、バイクを止めてペプシネックスを飲んで待っていたら、思いのほかはやく来た。1時間30分くらい。去年よりタイムを落とすんじゃないかとわくわく心配していたので、これは良かったと考えて労をねぎらった。

 赤城の複雑な稜線が太陽を隠すと、気温が一気に冷えてとても寒い。歯の根を鳴らしながら荷物引き渡し場所まで走って、そこで地元の同好の士たちと集まることができた。皆さん中々の好タイム。(というかかなり速い) 私も数秒の差ではあったが、その中の大先輩に負けていた・・・(´・ω・`) 勝てないなあ。

 下山は今年からコースが変更になって、何やら以前より時間がかかるようなったのではという評判なのだが、自分は信号等でストップしたら同行者とおしゃべりしていたので気にならなかった。下りに時間がかかるのを気にするより、速く登れるようなったほうが楽しい。メイン会場まで戻ったら、完走証をもらって、お弁当を買って食べた。去年も食べておいしかったので、同じ『とんとんお重』。

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 あと焼きまんじゅうと、メンチカツを食べた。アイスも食べた。カロリーはこの際いいだろう。

 最後になったが、大会運営のご苦労と、及び地元の方々の応援その他のご助力に感謝したい。参加の方々には、また来年競えるようにと思う。私も来年はまたタイムを縮めていきたいので、ダイエットとトレーニングに勤しむ日々を過ごせるようにがんばりたい。

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 そう、第4回はもう始まっている・・・なんと・・・w ポチっとお願い致します・・・。

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